特集:カオサン・フォーエバー

バッグ・パッカーの聖地は今

(この特集は2000年9月にアップしたもののリメイク版です )
JKW的カオサンマップ


 カオサンの入口のショップにあるトゥク・トゥクのディスプレイ

 昔からバンコクを訪れるバッグ・パッカーの聖地として知られる カオサン・ロード。80年代後半あたりから、それまでマレーシア・ホテル周辺を 拠点にしていた白人のバッグ・パッカーたちの間で人気が高まり、90年代に入る と日本人のバッグ・パッカーたちにも支持されるようになり、今やその人気は目を 見張るものはある。私(マイケル)も始めてここに訪れたのが1991年。もう1 0年も前のことになってしまっている。ここ最近はカオサンに訪れることもほとん どなくなってしまったのであるが、聞くところによると最近カオサンが何やら面白 いらしい。

 と、いうわけで久しぶりに旅人だったころを思い出したくなり 、カオサンを訪ねてみることにした。

 

 ん、何かおしゃれだぞ?

   

 私が始めてカオサンに来た時はどことなくノスタルジックで、 ゆったりとした時が流れていた反面、どことなく危険な香りのする通りという印象 を受けた。旅人たちが国籍を問わず旅行談義に華を咲かせ、夜は薄暗いゲストハウ スの食堂でビールを傾け合っていた。逆にドラッグにはまった白人などが夜な夜な 徘徊などしていて、一触即発のような空気もあった。

 しかし、久しぶりにカオサンに訪れるとしゃれたカフェやパブ が軒を連ね、ショップやゲストハウスもこざっぱりとしていた。正直昔のような雰 囲気は薄れつつあり、全体的に雰囲気が明るくなったような気がした。それに昔以 上に日本人の姿が増えたことにも驚かされた。        

 
                
最近はフランス風のおしゃれなカフェも増えてる。

 そんな時、昔からのカオサンを知る日本人で、現在はこの地「 ChaideeeMassage」を営む大河原さんに話しを伺うことができた。

 氏によると日本の旅行誌やガイドブックで盛んにカオサンが取 り上げられた4〜5年前くらい前から日本人の若者が増え始め、彼らの姿もいわゆ るバッグ・パッカー風の旅人然としたものから、様々な旅のスタイルを持った旅行 者が見受けられるようになってきたようだ。また、カオサン自体も一つの観光スポ ット化していったとのことであった。最近では観光バスで乗り付けて、カオサンを 観光するツアーもあるくらいだという。

 ただのバッグ・パッカーのたまり場だと思っていたカオサンが 今や観光スポットの一つになっているとは正直驚きだった。

 かたや、この地で2000年4月に開店したラーメン店「レッ クさんらーめん」の店主、レックさんによると、「日本人の若者は他の外国人に比 べると礼儀正しくて、カワイイもんですよ。」とも言ってくれている。そもそも氏 はバンコクの日本人向けラーメン店の老舗、「らーめん亭」で8年も修行を積んだ 親日家でもあり、日本人に対して好意的でもあるので、この地に店を開いたとのこ とである。

 
                              
ネットショップも大盛況。カオサン近辺に20軒程ある

 日々変貌を遂げているバンコクと同じように、ここカオサンも 日々変貌を遂げている。時代の変化とともに旅人のスタイルや意識も変化している のであろうが、旅を楽しむ気持ちと旅先の人々に対する感謝の気持ちは忘れないで 欲しいと思う。そんな気持ちを持った旅人に対しては、この国タイは温かく迎えて くれるだろうし、カオサンもきっとそうであろう。