特集:第4回「メーサイ国境」

タイ−ミャンマー国境に架かる橋。人の往来が活発で、活気があった。
バンコクの北バスターミナルから夜行バスで11時間。朝靄の煙る中、バスはチェンラーイのバスターミ
ナルに到着した。ターミナルはタイとは思えないほどひんやりとした空気につつまれていて、思わず背筋を
シャンとしてしまう様な気持ちになった。
ミャンマー女性たちがおめかしして、お出かけ。
観光客にも人気のシクロー。
チェンラーイまでの乗客を降ろした後、バスはそこから更に北にある国境の街、メーサイへと走り始めた。
メーサイまでの1時間半の間、警察による検問が3度もあった。密輸や不法入国者の取り締まりのようだ
が、その様子を見て一歩一歩自分が国境に近付いているという緊張感が伝わってきた。
そして、メーサイのバスターミナルへ。しかし、本来賑わっているはずのタイのバスターミナルであるが、こ
この周りには食堂や商店などもなく、いたって殺風景なターミナルであった。
ターミナルから街に出るには更にここからモーターサイやソンテウに乗り継がな
ければならない。(ソンテウで10バーツ、モーターサイで30バーツほど)ターミナルは街の南の外れにある
のである。
これまで通って来た道程を考えると、国境の街にはある種の緊張感が漂っているのかと思いきや、街はい
たって穏やかで、緊張感はまるで感じなかった。人々の往来も自由そのものだった。しかし、まぎれも無くタ
イ−ミャンマー国境だと感じさせるのは、街の看板にミャンマー語があったり、すれ違う人々の服装や言葉が
違っていたり。だが、そう感じるのは異邦人の我々だけであって、彼らの中ではこの環境はごく日常の生活
になっているのかもしれない。
タイ、メーサイにあるワット・ドイワオのチェディー。
ミャンマー側に入ってもその様子は変わりがない。国境周辺に住む彼らにとっては国境線はお互いの国が
設けた単なる仕切りにすぎず、タイのメーサイとミャンマーのタチレクという街と住民の間にはあまり意味のな
い仕切り線のようである。
ワット・ドイワオよりタイ−ミャンマーの国境を望む。まるで一つの街のようだ。
メーサイ・トラベルメモ
バンコクの北バスターミナルより約13時間。料金は1等エアコンバスで480バーツ前後。(バス会社によって
料金に若干の差あり。)
メーサイからミャンマー側に入国する際には市内にあるイミグレーションオフィスでまず出国検査を受けること。
ボーダーでは出国検査はしてくれません。
ミャンマーのタチレクの入境料が250バーツでこの街のみ1日滞在可。タチレクでの買い物はタイバーツでOK。