信用取引に挑戦
一般的に株式投資というのは「現物株」を買うことです。 では信用取引とは?
保証金(担保)を入れて一定期間内に返済するという約束の上、取引のできる制度です。
簡単に言えばお金を借りて株を買ったり、株券を借りて売ったりできる制度です。
1.信用買い(空買い)
お金を借りて買うことができ、その株を売って決済する事になります。
買った値段より高く売れば、売った金額−買った金額−手数料−金利=利益となります。(上がれば儲かる)
2.信用売り(空売り)
実際には株を持っていないのに売ることができます。株を借りてきて売ることをが信用売りです。勿論借りているわけですから返さなければならなく株を買って決済する事となります。(下がれば儲かる) ・信用取引では担保の許容範囲内(通常3倍)まで取引できます。
・通常期限は6ヶ月です。しかし最近では無期限信用取引も増えてます。
・金利がかかります。
なぜ信用取引をするのか?
例えば100万円を担保に入れると300万円分の取引ができます。現物取引の場合1000円の株を1000株しか買えないのですが、信用取引ですと3000株買えることとなります。その為、利益、損益の幅も大きくなるからです。
また、下がると思った株を持っていなくても売る事ができます(空売り)。下げ相場でも儲けることができるからです。
信用取引のメリット ・売りから入る事ができる。(空売り) ・実際の資金より大きな金額を動かせる。
・実際の金額より大きな金額の取引をする為、儲けも多くなる。
信用取引のデメリット
・実際の金額より大きな金額の取引をする為、損も大きくなる。
・含み損が大きくなると担保が不足し信用取引を維持する為に追加保証金を入れなければならなくなる。(追証)
・逆日歩がつく可能性がある。
信用取引の場合は手持ちの資金よりも大きな金額で取引できるため、通常以上に注意して取引する必要があります。
信用取引の裏技
現引き
信用取引で買った株の場合(空買い)、証券会社に現金を支払って現物株にすることです。
期限後も引き続き保有したい場合や、長期保有しようと思った際に金利がかからないように現引きする事があります。
現渡し
空売り決済方法の一つで、信用売りの決済で買い返済を行わずに、信用売りと同じ銘柄の現物株を同じ株数だけ渡すことです。
*信用売り(空売り)の場合は株券を借りて売っているわけですから自分の保有している株を渡せば買って返さなくても返済できるわけです。
現渡しで株主優待ゲット
同銘柄同株数の現物株を購入し、信用売り(空売り)します。権利確定後に現渡しで決済すれば株主優待がもらえます。この方法を使えば手数料で株主優待がゲットできますよね。
裏技的なやり方ですが、忘れてはいけないのは逆日歩の存在です。予想以上に逆日歩が高くなってしまい手数料と逆日歩と金利で株主優待相当額以上になる事もありますので注意して下さい。
■投資・投機は予想外の損失を被る事がありますので十分注意して下さい。
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